結石の内視鏡手術③

ステントを抜くのが最大の山場

 さて、退院から1週間後、外来での診療でステントを抜くことになった。主治医によると、陰茎からカメラを入れ、それでステントを取り除くとのこと。特別な麻酔もないし、とにかく怖い。

 2020年のときもやっているが、ステントが影響しての排尿痛や腹痛がひどすぎて、ステントを抜くときのことはあんまり覚えていない。今回は、非常にらくだったため、とにもかくにもステントを抜くのが怖すぎた。実際、TUL(経尿道的尿路結石破砕術)を受けたときの治療の山場ではないかと思えるほど。

ステントを抜くときは一瞬

 外来は10時だったため、9時半にY病院に到着。11時近くになって、ようやく自分の番号が呼ばれる。 Y病院は待ち時間が異常に長いのが難点。泌尿器科の処置室に入ると、ズボン・パンツを脱いでからイスに座り、バスタオルをかけて待つことに。しばらくすると、主治医とナースがやってきて、治療が始まる。

 目をしっかり見開いて、力を抜けといわれるが、主治医がモソモソして陰茎の先にカメラを入れたときは、目をつぶって力が入ってしまう。主治医から「痛みますよ」といわれたときは、より体に力が入る。そのとき、「ここが前立腺で~」みたいな説明もあったが、頭に入ってこない。違和感と痛みで、「ウッ」と声がもれてしまうほどだった。

 そして、カメラがステントと合体してあとは抜くだけの状態になったのだろう。主治医がまた「痛みます」という。このときも「ウッ」と声がもれた。ちなみに、主治医から「全く痛みませんよ~」といわれたほうが安心して治療を受けられるかもしれない。ただ、カメラがつながってステントを引き抜くときはほんと一瞬。「はい、終わりましたよ」といわれたときは、拍子抜けした感じ。

ステントを抜いたあとは全身に虚脱感が広がった

 この一連の治療が終わったときは、安心したこともあって、全身に虚脱感が広がった。あしたのジョーの最後の場面、矢吹丈が燃え尽きて灰になるような感じ。待合室に戻ったが、何もできないままイスに座る感じだった。

 そうして、また自分の番号が呼ばれ、会計に向かう。これで、終了。帰りは25分かけて歩いて駅に向かう。陰茎に違和感があるものの、足取りは軽い。リハビリもかねて、最寄り駅からも遠回りをして帰宅。すぐにトイレに行って排尿。最初、ほんのちょっとした痛みがあったが、そのときだけ。以後はもうふつうに排尿できるようになった。

 また、ステントを取って3日後くらいから血尿がなくなってきた。おそらく、潜血もなくなったと思うほど、薄い色になっていた。このあと、CT検査などを受けるためにまだまだ病院通いが続くが、とりあえず、今回のTULはこれで終了。

総じての感想

 正直、2020年のTULは特に術後がつらかった。今思い出しても恐怖しかない。だから、今回のTULも本当に受けたくなかった。でも、実際に受けてみて、思っていたほどの苦しみはなかった。もし、また結石ができてTULを受けることになったら、すんなり受け入れるかもしれない。

 それにしても、同じTULなのになぜ2020年と2026年でここまで違うのだろう。なんといっても、TULに関しての手術器具のレベルが上がったのかもしれない。医療技術は日々進化しているから。また、今後も時間がたてばさらに手術の器具のレベルが上がって、患者さんの負担は減るのだろうか。

 そして、Y病院は泌尿器科全般に力を入れている。もともとのT病院はそのときの主治医が結石に力を入れていただけ。この差は意外に大きいかもしれない。

 とりあえず、私は結石ができやすい体質のよう。そのため、これからもY病院を頼りにしていこうかなと思っている。


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